2023/09/02 17:33

そこに白い薄皮が残っている場合があると思います。
(焙煎度合いが深い場合はほぼ残らないのですが、浅めの焙煎だと残りやすい。)
この白い薄皮は、種子の表面についているシルバースキンという名前の薄皮になります。
これは種子(コーヒー豆)を包み込んでおり、種子を保護している役割を果たしています。
シルバースキンは、コーヒー豆を精製する過程で取り除かれることが一般的です。
コーヒー豆の加工工程で、まずコーヒーチェリーの果肉が取り除かれ、その後、シルバースキンも取り除かれます。
これにより、コーヒー豆が露出し、焙煎時により均一な焙煎が行われることが可能になります。
珈琲豆の焙煎過程において、チャフと呼ばれるものが生成されます。
チャフはコーヒー豆の外側にあるシルバースキンや膜のことを指し、焙煎時に剥がれて取り除かれることが一般的です。
焙煎が進むと、コーヒー豆の内部の水分が蒸気となってコーヒー豆を膨らませ、
その結果、チャフがコーヒー豆の表面から外に押し出されます。
チャフには焙煎中のコーヒーの風味や特性に影響を与えることもあると言われていますが、
一般的には焙煎後にチャフが取り除かれるため、コーヒーカップにおいてはほとんど影響は感じられません。
この白い薄皮が残っていると、雑味(エグみ、渋み)を感じることがあるので本来なら不要なものです。
よりクリーンな味わいを求める際には取り除くとよいでしょう。
このチャフの残りも含めて珈琲全体の味と捉えられる場合もあります。
(いいわけ)
申し訳ありません。当店では完全に取り除くことはどうしてもできません。
取り除いた場合と、取り除かなかった場合での味の違いがほとんど差が分からないのもありますが、
完全に取り除くのはコストの面も含めて厳しいです。(手作業になる)
ご理解頂けると助かります。
私の場合は、粉状にした際にあまりに多ければ軽く息を吹きかけて取り除きます。
飛び散るので注意