2023/06/22 16:25

一般的な珈琲の抽出液の約98.6%がお水。
つまりお水が主成分。
【成分の抽出】
珈琲は水を使って抽出されます。
水は珈琲の成分を豆から抽出するための媒体です。
適切な水の使用は、珈琲の風味や特徴を最大限に引き出すために重要です。
【風味の影響】
水は珈琲の味や風味に直接影響を与えます。
水のミネラル含有量、pH値、硬度などは、珈琲の味に影響を与える要素となります。
適切な水の使用は、珈琲の風味を最適化し、バランスの取れた味わいを生み出すために重要です。
【清潔さと品質】
水は珈琲を準備する際に使用する器具や機械の清潔さにも関わります。
清潔で品質の高い水を使用することで、珈琲の品質を保ち、不純物や異物の混入を防ぐことができます。
【飲料の安全性】
水は私たちが日常的に摂取する飲料の一部であり、安全な水の使用は健康にも重要です。
特に、珈琲は水との相互作用によって影響を受けるため、水の品質と安全性に配慮する必要があります。
総じて言えることは、珈琲の品質や風味を最大限に引き出すためには、適切な品質の水を使用することが重要です。
地域の水質や好みに合わせて、適切な水を選択し、珈琲の準備に活用することがおすすめです。
お水を表現するときに、「硬い」「軟らかい」と表現されることがあります。
この水の硬さ、軟らかさというのは、水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によるもので、
水の性質を表すもののひとつとして、「硬度」といいます。
硬度を分類するにはいろいろな基準があります。
世界保健機構(WHO)の基準では、硬度120mg/L未満が軟水、120mg/L以上が硬水とされています。
平成30年度 水道統計 水質分布表(浄水(給水栓水等))平均値によると、日本の水道水は、
8,271の計測地点のうち、95%を占める7,917の地点で硬度100mg/L以下で、軟水です。
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抽出水が軟水の場合
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【味のクリアさ】
軟水は少ないミネラルを含んでいるため、珈琲の味に余分な風味や異物を加えることがありません。
ミネラルが少ないため、珈琲の風味がより純粋に感じられます。
【抽出効率の向上】
硬水に比べて軟水は中性のpH値に近い場合が多いです。
中性の水は、珈琲の成分を効果的に抽出するのに理想的です。
中性の水は、珈琲の風味や酸味をバランスよく引き出すことができます。
【器具の保護】
硬水はミネラルを多く含むため、珈琲メーカーやエスプレッソマシンなどの器具にスケール(水垢)を残すことがあります。
軟水を使用することで、器具の寿命を延ばし、メンテナンスの頻度を減らすことができます。
ただし、珈琲の好みは個人によって異なるため、軟水を使用することが必ずしも最良の選択とは限りません。
特に、一部の地域では水の硬度が低い場合があり、その場合は軟水を使用する必要はありません。
最適な水の選択は、地域の水質や個人の好みに基づいて行うことが重要です。
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抽出水が硬水の場合
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【風味の変化】
硬水は鈣やマグネシウムなどのミネラルを多く含んでいます。
これらのミネラルは珈琲の風味に影響を与える可能性があります。
硬水の場合、珈琲の味が若干鋭くなったり、苦味が増したりすることがあります。
一部の人にとっては好ましい変化かもしれませんが、他の人にとっては好みの問題です。
【スケール(水垢)の問題】
硬水はミネラルを多く含むため、珈琲メーカーやエスプレッソマシンなどの器具にスケールが蓄積しやすくなります。
スケールが蓄積すると、器具の性能が低下したり故障したりする可能性があります。
定期的なメンテナンスやデシェーリングが必要になる場合があります。
【抽出の影響】
硬水は珈琲の抽出に影響を与えることがあります。
特に、珈琲の抽出に必要な適切な水温や均一な抽出が妨げられる可能性があります。
これにより、珈琲の味や風味が一貫していなくなることがあります。
硬水を使用すること自体が悪いわけではありませんが、一部の珈琲愛好家は
硬水の影響を最小限に抑えるために浄水器を使用したり、ミネラルを調整したりすることがあります。
珈琲の味と好みは個人によって異なるため、最終的な選択は自身の好みに基づいて行うことが重要です。
私はい・ろ・は・す(白州(山梨県)甲斐駒ヶ岳の麓 白州の自然が育んだ天然水)を使用しています。
届くのがたまたまこの地域というだけでここの水じゃなくてはだめだという拘りは今の所ありません。
いつかお店を持てるようになったら拘りたいポイントですね。