2023/06/08 20:14

コーヒーフィルターには、さまざまな種類があります。

最も一般的なタイプはペーパーフィルターです。
これらは紙製で、コーヒーの粉末をフィルタリングします。
他にも金属製のメッシュフィルターや布製のフィルターもあります。

ざっくりいうと再利用可能か、珈琲の油と微粉の通過量の違いです。

ペーパーフィルター
 ほぼ再利用不可能だが捨てるだけで手間はかかりにくい。
 ほぼ珈琲の油と微粉の通過させないので珈琲が濁りにくく味わいもクリア

金属製メッシュフィルター
 破れたりしない限り再利用可能だが洗う手間が増える。
 珈琲の油と微粉の通過しやすいので珈琲が濁りやすいが、コクが増し濃厚。
  余りに微粉が多いと舌触りがざらつく。

布製フィルター
 破れたりしない限り再利用可能だが洗う手間が増える。
  フィルターの保存方法に一手間必要(カビ防止)。
 珈琲の油と微粉のある程度通過しやすいので珈琲が若干濁りやすいが、コクが増す。


以下は細かい特徴や利点になります。

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ペーパーフィルターの特徴や利点
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 珈琲の粉末をフィルタリングするため、余分な油分や微粒子を取り除く役割を果たします。
  これにより淹れた珈琲がクリアでスムーズな味わいを持ちきれいな飲み物が得られます。
  フィルタリングによってコーヒーの苦味が軽減される場合もあります。

 使い捨てのものであるため、使用後は簡単に処理できます。
  珈琲の粉末と一緒にフィルターを捨てるだけで、メンテナンスや清掃の手間を減らすことができます。
  また、フィルターを使用することで、珈琲メーカーやポットの内部を清潔に保つこともできます。

 珈琲の抽出を均一化する役割を果たします。
  フィルターによって珈琲の粉末が均等に広がり、湯が一様に通過するため珈琲の抽出がより一貫した結果となります。
  これにより、味わいや風味の均一性が向上します。

 珈琲の粉末から油分を取り除く傾向があります。
  油分が減ることで、珈琲のクリアさや軽さが増し、より明瞭な風味を楽しむことができます。
  また、油分の削減によって珈琲メーカーの清掃が容易になります。

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金属製メッシュフィルターの特徴や利点
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 再利用可能なフィルターであり、使い捨てのペーパーフィルターを使用する必要がありません。
  長期的には経済的でペーパーフィルターを購入する必要がないため、節約にもつながります。
  繰り返し使用することができます。使用後は洗浄して再利用するだけで十分です。
  メッシュフィルターは通常、手入れが容易で、洗剤や熱湯を使用して珈琲の残りや油分を除去できます。

 珈琲の粉末をフィルタリングする際にも油分や微粒子を一部保持します。
  これにより、珈琲の風味や味わいをより豊かに保ちながら、一部の油分やエッセンスを通過させます。
  結果として、珈琲により豊かな口当たりや味わいが得られる場合があります。

 ペーパーフィルターとは異なる抽出結果をもたらします。
  フィルターのメッシュサイズや設計によって、珈琲の油分や微粒子の通過度合いが変化するため、独自の味わいや口当たりが生まれる場合があります。
  これにより、珈琲の風味のニュアンスをより鮮明に感じることができます。

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布製フィルターの特徴や利点
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 再利用可能なフィルターであり、使い捨てのペーパーフィルターを使用する必要がありません。
  これにより、環境に対する負荷を減らすことができます。
  また、長期的には経済的でペーパーフィルターを購入する必要がないため、節約にもつながります。
  繰り返し使用することができます。使用後は洗浄して再利用するだけで十分です。
  布製フィルターは手入れが比較的容易であり、洗剤を使用して珈琲の残りや油分を取り除くことができます。

 珈琲の粉末をフィルタリングする際に油分や微粒子を一部保持します。
  これにより、珈琲の風味や味わいをより豊かに保ちながら、一部の油分やエッセンスを通過させます。
  布製フィルターは通常、繊維の構造が細かく、微粒子をより効果的に捕捉することができます。

 珈琲の抽出により柔らかな口当たりをもたらすことがあります。
  フィルターの繊維が微粒子を適度に通過させるため、珈琲が滑らかで口当たりの良い仕上がりになります。
  また、布製フィルターは一部の油分を保持するため、珈琲に豊かなテクスチャーと口溶けを与えることがあります。

 ペーパーフィルターや金属製メッシュフィルターとは異なる抽出結果をもたらすことがあります。
  フィルターの繊維の密度や素材によって、珈琲の風味や味わいが変化します。
  布製フィルターを使用することで、独自の味わいやニュアンスを楽しむことができます。



主には以上になります。人によってはいい特徴でも他の人には良くない特徴だったり。
一概に決めつけるのは珈琲を楽しむうえで勿体ない。
と思いますので色々試行錯誤して味わいを楽しんでいきましょう。

因みに私は。。。基本サイフォン式で淹れるので布製フィルターになります。
以下淹れた後の処理になります。
 珈琲を淹れた後は珈琲の粉が付いている面を下にして水で軽く流します。
 布製フィルターを洗う為だけのタワシを用意し軽く擦り洗い水を張ったタッパに入れて冷蔵庫で保存。
 1日以上使わないときは水気を切ってからタッパに入れて冷凍庫に入れて保存。
 冷凍庫から出した場合はお湯で戻してから再度使えます。

と、ちょっと手間かもしれませんが慣れました。
交換頻度は淹れる頻度にもよりますが、毛羽立ってきたり、珈琲が通過する速度が遅くなってきたらフィルターを替えています。
大体50回くらいかな?

参考になれば。