ハンドピックについて

欠点豆

珈琲豆を焙煎するにあたって必要な珈琲の生豆。
珈琲豆には、焙煎前に欠点や不良とされるものが存在します。
これらは通常、「欠点豆」と呼ばれます。
欠点豆は、風味や品質に悪影響を及ぼすことがあり、焙煎においても望ましくありません。
購入する際の規格、グレードによっても欠点豆の数が違いますし、そもそも国によって基準が違ったりします。

以下に一般的な欠点豆の例をいくつか挙げます。
 黒豆(Black Bean)
  未熟なまま焙煎された豆で、表面が黒くなっています。
  風味に影響を与えるため、通常は選別時に取り除かれます。

 発酵豆(Fermented Bean)
  発酵が進み、異臭や不快な風味を持つ豆です。
  発酵は珈琲の風味を台無しにするため、欠点とされます。

 腐敗豆(Decay Bean)
  傷んでいる、カビが生えている、または腐敗している豆です。
  風味に悪影響を及ぼすため、焙煎前に取り除かれます。

 欠け豆(Chipped Bean)
  焙煎中や取り扱い中に欠けたり割れたりした豆です。
  焙煎時に不均一な加熱を引き起こす可能性があり、均一な品質を得るために取り除かれます。
 異物(Foreign Matter)
  木片、石、金属片などの異物が混入している場合もあります。
  これらは珈琲の品質に深刻な悪影響を及ぼすため、取り除かれます。

取り除いた後に焙煎し、焙煎のムラがある場合は取り除きます。

【注意事項】として書かせていただいているのは
内容量(g)の注意 : 内容量(g)は生豆から焙煎すると水分が蒸発するため1~2割(g)減少します。

当店では生豆200gで注文を受ける際、生豆を大体230g用意します。
そこからハンドピックして欠点豆を取り除きます。
大体10~30gほど取り除き、残った生豆を焙煎しています。
そこから焙煎すると生豆の水分が飛ぶ為、焙煎度にもよりますが、1~2割(g)が減少します。
焙煎後に、焼きムラ等が出てないか確認し、あった場合は取り除きます。
最終的には160~180gがお客様へ届けられる旨、ご了承くださいませ。