フレンチプレスの抽出

フレンチプレスは豆の風味を引き出し濃厚な珈琲を楽しむための人気のある抽出方法です。
以下に、フレンチプレスでの珈琲の入れ方の基本的な手順を説明します。

【必要な道具】

 珈琲豆(粉)

 キャニスターやケトル
 フレンチプレス(プレスポット)
 茶漉し
 計量器

 タイマー
 etc...

今回の画像はマグカップ1人前の抽出量です。
 ・珈琲抽出量(240ml程度)
 ・豆はモカイルガチェフェG2 15g
 ・焙煎度はフレンチロースト
 ・粒度は粗挽
 ・器具はHARIO(ハリオ) ハリオール・ブライトN コーヒー & ティー フレンチ プレス 2人用 300ml 日本製 THJN-2HSV

【珈琲豆の挽き方】

 フレンチプレスに最適な挽き方は、粗めの挽き目です。挽きすぎると、珈琲が濁ったり、粉っぽくなったりする可能性があります。
 この段階で微粉を取り除くと飲み口のざらつきが収まりますが、取り除きすぎると味わいが足りなく感じますのでお好みで。

【水を沸かす】

 適量の水をキャニスターやケトルで沸かします。
 水の量は、容器を温める用、ドリッパーやコーヒーの量に合わせて調整します。

【プレスポットの温め】

 フレンチプレスを使う前に、お湯でプレスポットを温めます。
 これにより、珈琲の温度を保ちやすくなります。

【珈琲の計量と注ぎ水の準備】

 プレスポットに適量の珈琲豆を入れます。一般的な目安は、1カップ(約240ml)につき珈琲豆15〜18グラムです。

 次に湯を沸騰させ、やや冷ましたお湯(約90〜95度)を注ぎます(お湯の量、約2/3ほど)。

【蒸らし】

 注いだお湯をかき混ぜ、珈琲豆が湿り、均一に膨らむようにします。
これにより珈琲の風味を引き出す効果があります。

 約60秒ほど蒸らします。

【抽出】

 蒸らした後、残りのお湯を注ぎます。

 プレスポットの蓋を軽く乗せ、約3分間、珈琲を抽出させます。

【プレス】

 抽出が完了したら、フレンチプレスのプランジャー(フィルター)をゆっくりと下げます。
 珈琲豆の粉が下に沈み、珈琲が抽出された液体が上に浮きます。

【完了】

 プレスポットの注ぎ口から、ゆっくりと珈琲を注ぎます。(茶漉し等で受けながら注ぐとより良い)

 一度に全部注いでも良いし、半分注ぎ、味わっている間にも抽出は進みますので、味わいがまた変わるのを楽しむも良しです。

以上が、フレンチプレスでのコーヒーの入れ方の基本的な手順です。

珈琲の豆の種類や挽き具合、お湯の温度などを調整することで、好みの味わいを追求できます。

一般的に珈琲を漉すフィルターは金属フィルターのため、紙フィルターでは取り除かれやすい珈琲オイルが表面に浮いているのが確認できると思います。
珈琲オイルが多いほど、コクが出たり口当たりがマイルドになります。
さっぱりとした珈琲が飲みたい時は珈琲オイルが少ないもの、濃厚なコクを楽しみたい時は珈琲オイルが多い抽出方法を選んでみてください。